SUPER FUNKY vs VIRTUAL SILENCE

JAZZその他音楽

SUPER FUNKY;

西村知恵(vo)

大山日出男(as)

吉岡秀晃(p)

河上修(b)

今年の7月から同メンバーで毎月、地元と言えるような吉祥寺のSOMETIME でライブ開催のユニット。

12月は、12月17日(土)開催。

基本的にはジャズの伝統に則ったオーセンティックなボーカル。

VIRTUAL SILENCE;

西村知恵(vo)

織原良次 (fretless bass)

井上銘 (g)

本田珠也 (ds)

ユニットとしての歴史はまだ短く、西村+織原デュオで始まったコンセプトに井上→本田が加わり、2020年10月に初ライブ。2022年9月4日吉祥寺シアターで発コンサート

ロックの要素も取り込み、かつスキャットとも異なる「ボイス一本」の独特な音楽世界。

SUPER FUNKY;

気心が知れあったメンバー(冗談が表現しあえる)、同じくSOMETIMEという”吉祥寺の伝説”を受け継いだ絶大な場との相乗で生まれる極上の「安心感」に包まれるライブです。満席の客席に十分に浸透。ただしその安心感は当たり前ですが客先向けであって、本人的には、内に込められた緊張感とエネルギーの猛烈な消耗は、たぶん毎度のこと。

VIRTUAL SILENCE;

SUPER FUNKYとは、少なくとも表面的には対極に位置するくらい、不安感、緊張感に包まれながらも、それに立ち向かうかのような人間のエネルギーと愛を存分に入れ込んだ音楽世界。

「場の設定」「表現方法」が(かなり)違うだけで、内なる西村さんの「溢れまくっている愛」と「世界観」は見事に一本化されていることがわかります。

さあ、それに対してのリスナーたる我々はどう感じているのでしょう?

「安心感」は音楽の非常に大きな訴求性になるのですが、それでも、どうしても、「発展性」との連立は難しいように思います。

一方の「緊張感」は、ものの見事に発展性に満ち溢れるように思います。

どちらも重視(他もたくさん!)されていることを尊重・受け入れながらも、個人的には、爆発性まで込められたVIRTUAL SILENCE への期待感は大きいのです。更に言うと、「緊張感」を抱える重さも半端でないので、少しでも共有できないかという余計なおせっかい!!

2022.9.4 VIRTUAL SILENCE ALBUM RELEASE CONCERT@KICHIJOJI THEATER 短編映像

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