LOVE BAK KUT TEH(肉骨茶・バクテー)

旅・食

とある日の午後のことでございます。どこかで何やら麻雀パイを打つ音が聞こえます。すわっ、この時期に集まって麻雀??いえいえそんなことはしません、この時節です。4人がオンラインで麻雀ゲームで楽しんでいるようでございます。メンバーは、香港人(H), タイ人(T), 韓国人(K)、そしてシンガポール人(S) と伺いました。何といっても、このお話の結論は「やっぱりその地方の料理はその地方で食べるのが一番だよね」ということでございますから、どこで麻雀を開くか随分考えましたが、結局オンラインということに落ち着いたようでございます。

お昼ときになりました。めいめいが出前で昼食を取ることにしました。勝手ながら条件を付けさせてもらいました。「その国の誇れるソウルフード」。選んだそれぞれの人に、一分で紹介してもらいましょう!

(H): ウチは何といってもワンタンメンや。ちじれた卵麺にな、熱々の中華スープで、ぷりぷりのエビのワンタンを入れるんや。毎日だって食べられるで。あっ、その中をポンや。

(T): 僕はトムヤムクンですね。辛くて酸っぱいエビのスープです。辛いのが苦手な方にはお勧めできませんが、好きな方にはやみつきになること間違いなしです。

(K): ワシは麻雀のときは必ずチャージャーミョンに決めとる。豚のひき肉を入れた甘辛みそであえる。スープじゃないぞ。昔は一番の国民食だったのが、今は違うようだな、嘆かわしい。おっ、リーチじゃぞ。

(S): 私はバクテーです。豚肉のスペアリブを薬草なり各種スパイスに漬け込んだ、スタミナ抜群のスープですよ。やったー、その白、ロンです!

簡単にバクテーが勝ってしまったようでございますね。何のことはない、ただ作者が一番はまっている、ということのようでございます。

日本のことで申しますと、少なくとも東京では世界各国の料理が食べられる世の中でございますね。それも、ここ数十年のことでございましょうか。しかも日本人の特技と言えるのでしょうか。よそ様の国の料理をいつのまにか「日本式」にしてしまう。カレーライスが代表のようです。

しかし、最近では「本場もの」が増えているようでございますね。それでは旅行をする楽しみが減ってしまうではないですか。いえいえそんなことはございません。どうしても少しは「日本の調味料」を入れざるを得ないようでございます。本当の本場の味を楽しみたかったら、その地に行くしかありません。よかったですね。

さて、勝利者であるバクテー。嘆かわしいことに、この4人の中では一番知名度が低いようでございます。不思議なことです。少し前に、バクテーとラーメンを合体させたFUSION料理を作るのに燃えた映画がございました。随分話題を呼んだようでございます。いえいえ、ここにいる人物も、バクテー愛では決して負けません!!いつか日本にバクテーをもっと広めて見せましょう!!!

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