高田馬場「INTRO」の魂は「CAFE COTTON CLUB」での花金セッションでも継承

ジャズ喫茶

高田馬場イントロは、言わずもがなの、ジャズ喫茶黄金時代を華々しく駆け抜けた筆頭・

一角です。

学生街の雰囲気も相俟って、私の高校生活での「華の大学生活、華の東京生活」を妄想する最重要の一角でした(残念ながら学生では東京には出られなかったのですが・・)

時は40数年流れ、2021年の今、イントロ近隣に対極!に近いおしゃれなイメージで営業されている姉妹店のCAFE COTTON CLUB。ランチ・カフェ・ディナー、何にでもOKのイタリアンの超お薦めの店です。もちろんジャズが流れます。この店のもう一つの超お薦めは、金曜日夜の「花金ライブ&セッション」。若手を中心に大活躍のミュージシャン、バンドを「ホスト」と銘打ち、最初に1時間程度のリードライブを行い、それ以降はアマチュア主体の希望者がそれぞれお店の段取りに従い、ホストメンバーが随時参加の上、セッションを進行させる、というスタイルです。

プロアマセッションというとどうしても「ゆるい」イメージを持ち、様々な意見もあるのも事実でしょう。しかし、ホストはさすが!プロで基本ホストセッションでは普段通りの渾身なライブに徹するので、このスタイルであれば、ゆるさに抵抗感あればそこで帰ればいい、ということだけだと私は思うです。

2021年12月17日(金)のホストバンドは永武幹子トリオ。トリオ結成2年弱ということですが、お三方とも様々な活動で超多忙は承知しつつも、「このトリオでの集中全力投入」を私個人は願わざるを得ません。

永武幹子トリオ JAZZ EMP at Tokyo Financial Street2021

さて、セッション。この店のセッションの重要なポイントは「オーナー自らのご参加」であるのは間違いありません。「ジャズ喫茶の親父→ドラマーへの華麗な転身」というのは一部事実とは異なるのでしょうが、それでも「一片も変わらぬジャズへの熱意」は敬服しかありません。ご自身の参加される演奏での楽しみに満ちたお姿、客席から見守る絶えることのない熱い眼差し。

そんなオーナーの温かさに守られ、セッションは独特の空気を醸し出しているようです。金曜日の夜、というのもいいですね。サラリーマンであれば1週間の激務(?)を終えた緊張感を、店の入り口に入った途端キレイに脱ぎ捨て、「これが自分の真の姿」とばかりに気持ちよく熱中できる。

もちろん本家「INTRO」でもセッションは開催されます。スタイルは少々異なりますし内容は要確認。

高田馬場徒歩5分のセッションバー
開店37周年目を迎えたイントロ。多くのものが変わってしまった。LPレコードはCDになり、店のオヤジ(俺のことだが)のアフロヘアだった頭は、つるつる坊主頭になってしまった・・・。 でも変わらないものが2つある。入口の重たい防音扉と、それを押して店内に入った瞬間の、ジャズ・スピリットに満ちた熱い空気だ。

Cafe Cotton Club

ご参考まで

eng) JAPAN/the hottest Italian in Takadanobaba

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