リクエストの楽しみ③ 赤坂ボロンテール

ジャズ喫茶

「ママ、来たよ~」

「あらあ、xxちゃんいらっしゃあい。珍しいわね、今日はお一人?」

「そう、今日はママと二人でゆっくりと話したくて」

赤坂の一ツ木通りというとどうしてもこんな会話が連想されてしまいます。「オジサマ」の世界。座るだけで福沢諭吉さんが離れて行ってしまう。「知らないくせに!」そうなんですよ、そんなに縁はありません。しかし実は一度だけ、大昔に来たことがあります。よく覚えていませんがたぶんボロンテールの近く。バブル末期に社会人デビューを果たした私は、そんなに仕事に慣れていないうちにでも、なぜか重要な客が来たときは接待に駆り出されました。今思うととてもまともにお客さんを接待などしていませんでした。あれっ「お前が楽しんでいてどうする!」翌日の叱責の声が蘇ってしまいました!!もう時効でしょう?(汗)。。

ボロンテール。実は初めてです。美人ママが切り盛りする店。どうしたって上記が脳裏を駆け巡るでしょう!初めてのときは何か花でも持っていくのがいいのか?ジャズ喫茶に行くのにこんなに緊張したのは初めてです。いやあ、何のことはない。ママは夜のご出勤だそうです・・・

手元の資料によりますと、1977年原宿にオープン。和田誠さん等文化人有名人のお客さんが多く、和田誠さんの店のイラストが週刊誌の表紙を飾る、など「いかにも」の有名話が多そうな店です。そして2011年現在の赤坂に移転。

さてさてリクエストです。

ここは何となく女性ボーカルがよさそう。困った、そんなに詳しくないです。SARAH VAUGHANのAUTUMN LEAVES ばりばりのスキャットはまずいかな?MANHATTAN TRANSFERのBIRDLANDが大好きなのですが、これをかけて、って頼んだら追い出されるかな?? やっぱり余計な悩みばかりです。いえいえわかっています。実際に行ってみれば、そんな気遣いなど無用なことくらい。

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