「ドッシーン!!」
人生という長い航路で、サラリーマンであれば必ず降り立つ必要のある空港。名前は「定年空港」というのでしょうか。そこに私はちょうど本日着陸しました。実は数年前から認識をしていたものですが、実際に降り立つと思いの他衝撃は大きいものです。機体の多くが破損したようです。長い間の運行で堅く積み重なった粘土のようなものも、その衝撃で多くが剥がれ落ちたようです。
「定年を迎える心境」というのはどんなものでしょうか?もちろん人それぞれですね。ひと昔前であれば、その空港で完全に飛行機を降りるしかなかったものですが、今では「シニア」という別の路線に乗り換えることも増えました。私もそのようにします。完全に降りて悠々自適にゆったりと航路を進む人。別の路線であっても、運行をできるだけ変えない人も多いかもしれません。
しかし、はっきりとしているのは、いずれの航路を歩もうが、いつかどこかに「限りはある」ことを認識させられる場がこの空港のようです。そんな空港のトランジットルームで乗り換えの待ち時間にコーヒーを飲みながら、私はこの心境と今後の行動を綴ることを決意しました。言い方を変えると「ブログデビュー」です。(一応小さな声でやっちゃいましょうか。「パチパチパチ!」)
初めまして。「DONDON」と言います。長く続けていければ、と思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
私の場合は、残りの航路の漠然とした限りを認識したときに、「すべての時間を大切にする」と共に、「再生を繰り返していきたい」という猛烈な意思が沸き上がってきました。一種の集中ですね。だってこれまで「やらなくてはいけなかったこと」は、今では随分減っているので時間は調整できる。そしていつかはフェイドアウトしていく・・・
その再生への対象は、不思議でしかたがないのですが、「思春期の頃」が多いのです。回帰、というのでしょうか。何もかもが新しく、先に進むのに怖いものが何もなかった日々。思い返すと、特に家庭を守る長い日々は、怖さに溢れ、防衛のために粘土を身の回りに固めてきたのかもしれませんね。
さあ、いきなりは大きな路線変更はしないが、着実に新たな再生に挑戦していく日々に、少しのお付き合いをいただけると幸いです。
コメント
前より見やすい読みやすい^_^