コロナで最初から苦しい2021年ですが、もうすぐその幕を下ろそうとしています。そして新たな2022年は新たな幕でより明るく開けられることを願わざるを得ません。
さて、ジャズ喫茶界隈におきましては、そんな中でも明るいニュースはたくさんあります。これがジャズの底力！なのですね。強靭な生命力！次々と新たな命が誕生してきます。幾世代にもわたり連綿と繋いでいくことが神の摂理の如く。
日本全国でどれだけの誕生なのか定かではないのですが、私の身近なところでは、奇しくも同じ神保町・神田エリアなのですが、ON A SLOW BOAT TO…さん（3月）と、DONATOさん（11月）。
ON A SLOW BOAT TO.. 〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町1-5-20 03-5244-5655
DONATO 東京都千代田区神田駿河台3-3-8
この2件、店の雰囲気はかなり対照的です。ON A SLOW BOAT TO..さんが柔に対し、DONATOさんは剛。あくまでも雰囲気です。どちらの店も立派なオーディオでしっかりとした音を楽しむことができます。違いと言えば、例えば会話の量。もともとジャズ喫茶は居酒屋のように大声でストレスを発散するようなところとは真逆なのですが、DONATOさんのほうがより静かにスピーカーに向かい、ジャズに集中する。ON A SLOW BOAT TO..さんは時折、気さくなマスター、ママさんとの会話を、立派なカウンター席の特権として楽しむことができる。そういう違いは雰囲気作りに大きく影響あるものなのですね。
ジャズ喫茶ファンとすれば非常にありがたい。その日のちょっとした気分の違いで、自然に行く店は決まってくるものです（もちろん定休日の事情等々もありますが）。
その分、「足繁く」度は影響するのですが、そこは申し訳ないのですがご容赦いただいて、「長くお付き合いをさせていただきたい。」そんな気持ちで2021年を何とか無事に送りたいところです。
2021年大変お疲れ様でした。来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
コメント