シンガポール・感動2話 SURPRISES IN SINGAPORE

旅・食

1.30年少し前のことです。世の中はバブルで浮かれていました。今思えば考えられないほどのバカなお金の使い方は、実は身の回りでもありました。世の中を騒がす派手な使い方ではないだけ。でもしかし、ゆとりと言えばそれで終わらせたい、ありがたいことも多くありました。海外出張とかもありましたが、小さな声で言いますが、エコノミーの一段階上のチケットを手配してもらえた!

シンガポールにも出張で何回か行きました。私、原則的に、飛行機は向け地のナショナルフラッグ、って決めているのです。外国が好きなんですね。日系の航空会社を使えば、着地の空港で、ドアから降りるときに初めて「着いた」と感じる。片や相手国のキャリアであれば、発地で飛行機に乗る時、CAさんにWELCOME!って温かく迎えてもらえるときにそれを感じる。その差は大きいです。

さてさて、シンガポール航空。当時はこの距離の路線ではジャンボジェットが主体であったようです。(バティックユニフォームの)CAさんに温かく出迎えられたときに、階段を上がるよう誘導してもらえる。これはやりすぎですね。おおお、優越感をまき散らしていなかったか、思うと空恐ろしいです。ただ、2階席はゆったりとしています。仕事人間には、ここは仕事に集中できて、これはありがたい。まず飲み物をもらえます。離陸してしばらくすると、楽しみの食事の案内をしてもらえます。さあ、このときです。”Which one would you like for meal, meat or fish, Mr.XXXX ??” 肉か魚かのチョイスを名前を呼んで聞いてくれるのです!これは衝撃でした。そういえば少し前に席を巡回しながら、手元の紙を一生懸命見てチェックしていた。あの時間で10人とか、覚えてしまうのでしょうか??

「たねとかしかけとか」あるのでしょうね。でもそんなことはどうでもいい。30年間いつまでもその感動が何かのときに頭をもたげる。これってすごいことかも。。

2.時が過ぎ2-3年前のことです。やっぱりSQで行きました。今度は現地のホテルの話。出張ではいつだって、走り回ります。ホテルには文字通り「寝るだけ」。その日もかなり遅い時間に疲れ果ててホテルに戻りました。着替える気力もなくまずはベッドに倒れこむ。「あれっ、何だあれは?」ベッドサイドのテーブルの上に、何やら立派なものが鎮座しています。疲れなど一気に吹き飛ぶ威力のあるもの。”HAPPY BIRTHDAY,MR.XXXXX” そのとき初めて誕生日を自分で思い出す! さすがにろうそくは灯されなかった。しかし音楽は鳴り響いていました。

さてさて、肝心のニッポンです。「お・も・て・な・し」は、私自身ものすごく感じます。十分に誇る財産だと思います。しかし、少し揺らいでいないでしょうか?!

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