WELCOME TO ’60 NEW YORK ! 「映画館」THE BEST PLACE TO LISTEN TO ERIC DOLPHY

ジャズ喫茶

「タラララララッ、タッタララ、タッタラララ」

まず最初に戻ったには、高校生の頃です。兄がステレオセットを持っていて、私は自分で買ったレコードを隣の部屋でかけさせてもらっていました。ERIC DOLPHY AT THE FIVE SPOT。何でこんな尖ったレコードを高校生の頃に聞き込んだのかよくわかりませんが、とにかく好きでした。文京区白山の「映画館」という名前のジャズ喫茶で、急にこのレコードを聴きたくなってリクエストさせてもらいました。続いて時間は遡り、1961年にさかのぼっていくのがわかります。ジャズが最も熱かった時代のニューヨーク。高名なFIVE SPOT。 煙草の煙が漂ってきます。ウイスキーのダブルの”STRAIGHT NO CHASER”が出てきそうだ。そうだ、何で高校生の頃にこの種の音楽に燃えたのか。この時代のニューヨークに憧れていたのですね。兄の部屋は、「映画館」のようにアンティークなど何もない。でも目を瞑れば大丈夫。行ったことのない世界に、想像で連れて行ってもらえました。すっかりと固まったようです。

Eric Dolphy – At The Five Spot, Vol. 1 (1961) (Full Album)

なぜ今、昭和のジャズ喫茶に拘る人が多いか。この独特な文化の中で、「自分の好きな世界に連れて行ってもらえる」と答える人が多いように思います。果たして、こんなにすんなりと、1961年のニューヨークに連れて行ってもらえるところが、世界のどこにあるでしょうか?ジャズは幅広いです。私はニューヨークに2回行きました。1981年のVILLAGE VANGUARDに一番すんなりと連れて行ってもらえるのは、どの店でしょうか?1989年のSWEET BASILは?店探しの楽しみは尽きないです。

Sunday Feature - Jazz Japan - BBC Sounds
An exploration of the rich and surprising history of jazz in Japan.

楽しい時間が過ぎて店を出ると、シュート・アローさん言われるところの「鬼太郎の小屋」に見送ってもらえました

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