アジア諸地域での朝食を考える Ⅱ

旅・食

前項で、東南アジア旅行の経験での各地域の朝食について最も印象に残ったところをあげました。

1.香港=広東粥(MUIKEE CONGEE)

2.深圳=各種屋台風

3.ペナン=飲茶(大東酒楼)

残りのシンガポールと、ホーチミン、および纏めをいたします。

4.シンガポール=海南粥(HAINAN CONGEE)

真真粥品

実は海南粥という言葉を初めてここで聞きました。中国のお粥というと、広東粥と潮州粥が有名なのですが、シンガポールには海南出身者も多いことから(海南鶏飯以外にも)海南の料理も多いのでしょう。

さて、海南粥は、広東粥、潮州粥とどう違うのでしょうか?

広東粥=原型を留めないほど柔らかく煮込む

潮州粥=原型は残しながら様々な小品と一緒に食べる

と乱暴に分けたときに、広東粥に近そうです。トッピングを少し多めに。

ともあれ、真真粥品。MAXWELLフードセンターで朝5:30 から店を開けています!MRTのMAXWELL駅すぐのため、近辺からの出勤前の朝食にもぴったり。

2023年11月現在ではサイズが中と大の2種類。中のS$4.00 (400円強)は、物価の高いシンガポールではお得感満載ですね。もちろん食事の満足感も最高!

住所   01-54 Maxwell Food Centre, 1 Kadayanallur St.

営業時間 5:30~14:30

5.ホーチミン=広東粥

Cháo mực Phó Đức Chính

ホーチミンというかベトナムでの朝食の定番は、正直「フォー」ではないかと考えます。

でも、フォーは朝食でなくても定番。あえてここではお粥を推します!

ここでは、メニューの筆頭にある「烏賊のお粥」を注文しました。店名ですね(Chao Muc)。

店であぶられたするめとレバーが入っていて、するめはかめばかむほど絶妙にいい味が出てきて広東粥の柔らかみに混じっていきます。

朝7:30開店で、少し前に店に着いたら、出勤前らしき若い女性が既に店内で待っていたのでそれに倣いました。お粥単品では25,000VNDですが、一緒に出された油条とウエットティッシュを使うと32,000VND(¥200弱)でした。(ちなみに使わずに残しておけば課金されないようです・・・)

(ベトナムではスルメイカが好きなのですね。繁華街でもスルメイカのリヤカー売りがしばしば(烏賊好きの)目につきました)

住所   10 Phó Đức Chính, Quận 1

営業時間 7:30-20:00

6.纏め

「中国では朝からしっかりと食べる」 こんな言葉が頭に残っているのですが、実際に現地で意識をしてみると、そんなには重くは食べてはいないように感じました。もちろん中国は広大で地域特性等々があるのでしょう。あくまでも個人的には、「朝は少し軽めに胃腸を休ませて」が健康的にも!望ましいのでは、と改めて感じました。

そして健康志向で深く厚い中国の文化の中で、私は広東粥(CANTON CONGEE) に強烈な印象を受けました。これからも応援していきたいと思います。

できれば、少しだけでも生野菜でも調理野菜でも「セット」でつけてもらえれば最高!

(油条が付くことがありますが、個人的には揚げ物よりも野菜のほうが・・・健康志向!)

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