潮州料理をもっと知りたい!Ⅱ

旅・食

「潮州料理」(もしくは潮汕料理)。

中国本土、東南アジア中華圏では極めて周知であっても、なぜか日本では秘密のベールに包まれているかのように一部の人しか知らない。そして知っている人は多くが絶賛をする。

今回、深圳および東南アジア複数地域を訪問するにあたり、片鱗でも構わないので覗いてみたいと思いました。

もちろん広東省潮州市および汕頭市を起源とする幅広い料理体系にあるもので、本格的に知るには専門書が必要になるような話です。ここでは当然さわりだけとなります。

私の限られた認識の中で潮州料理についてのポイントは下記3点です。

1.卓越した海鮮料理

2.新鮮さにこだわった肉料理

3.簡便に食べられる打冷店(ダーランディム)

1.と2.は比較的わかりやすいのですが、3.が「ぴったり」を探せません。香港では潮州料理は高級店と大衆店に分けられ、真ん中が存在しない、とどこかで読みました。その「大衆店」がダーランディム(できあがった料理を店先に並べておいてすぐに食べられる店)との理解で、その昔は上環地区に多くあった、とのことで、上環近辺勤務の香港人友人にダーランディムの店を教えてもらったのですが、連れて行ってもらったのは下記、尚興飯店。生憎開店前で中には入れませんでした。でも実はこの店、前日に上環を一人で散策していたときに発見した店で、中に入ってみたのですが、「高級店」に入るような店だったのです。貧乏一人旅には少々馴染まなかったので諦めました・・・

羅湖老街にあるファーストフード的な下記のような店が「ダーランディム」と言えるのでしょうか?

他で、よく見かけたのは、例えば深圳の南山で私たちが以前住んでいた近辺、海岸城エリアに複数軒下記のような店があります。

こんな感じが現在での「中級店」と言えるのかもしれません。

1.では、少し前にご紹介した深圳の「井都人」が一つの極になるかと思います。

Chaoshan restaurant in Shenzhen, Itojin

魚への拘りは日本人以上と思わされます。

改めて、井都人浅海魚仔店

中国 2, Luohu District, Wenjin Middle Rd, 2号CN 广东省 深圳市

2.では残念ながら体験はできなかったのですが、東南アジアではかなり多く見られます。店頭写真だけですが、例えばペナン。

ここ、食後の散歩で見かけたところで、翌日に行こうと軽く考えたら甘くて、開いていなかったようです。残念!

ちなみに余談になりますが、このキャラ、ガチ中華で日本でも見られますね。「孫二娘」「国潮」

シンガポールでも出会いました。チャイナタウン。

火鍋に合いそう。海鮮には違うかも・・・

ともあれ1.2.3.すべてにおいて、潮州料理(もしくは潮汕料理)はガチ中華として日本で広まって欲しい料理の筆頭ではないかと思います。

潮州出身の料理人さん、ぜひともよろしくお願いします!

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